出版社内容情報
森林が突然枯死し,湖から魚たちが消え,自由の女神が溶けていく…….いま酸性雨は欧米のみならず日本や中国,アフリカ,さらには北極海まで世界中に降り注ぎ,深刻な被害をもたらしている.九十数カ国を訪れた著者が現状を報告し,同時に酸性雨に立ち向かう市民運動の活躍を伝える.私たちの生活を問い直させずにはおかない一冊.
内容説明
森林が突然枯死し、湖から魚たちが消え、自由の女神が溶けていく…。いまや酸性雨は欧米のみならず日本や中国、アフリカ、さらには北極海まで世界中に降り注ぎ、深刻な被害をもたらしている。90数ヵ国を訪れた著者が現状を報告し、同時に酸性雨に立ち向かう市民運動の活躍を伝える。私たちの生活を問い直させずにはおかない1冊。
目次
1 東欧の激害地帯を行く
2 酸性雨100年の歴史
3 死滅する北欧の湖沼
4 大気内の化学工場
5 欧州全域に広がる被害
6 北米の越境汚染
7 発展途上国の空からも
8 北極圏、そして熱帯で
9 蝕まれる日本の自然
10 対策に立ち上がる世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
taming_sfc
1
酸性雨に関する現代版古典。ロンドンの殺人スモッグや東欧の環境問題にも触れられており、大気汚染のグローバルヒストリーといってもよかろう。2018/05/22
もぴっち
0
酸性雨の及ぼす影響や被害についてよく分かった2017/10/08
草衣
0
酸性雨といえば、私が小学生くらいの時に頻繁に耳にしたような気がするが、近頃はとんと聞かなくなった。しかし、中国からの越境汚染の問題もあり完全に無くなったわけではないのだろう。本書は情報が少し古いので、現状について調べてみようと思う。2013/07/13