岩波新書<br> 医療の倫理

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医療の倫理

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p
  • 商品コード 9784004302018
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0247

出版社内容情報

インフォームド・コンセント,脳死と臓器移植,生体肝移植,終末医療と尊厳死,体外受精…….これら医療の新しい問題をどう考えたらいいのか.バイオエシックスが生まれ育った北米で二十年を過ごし,日本の医療倫理の確立のために活躍してきた著者が,患者中心の医療の倫理とは何か,わが国になじむ倫理とは何かを,情熱をこめて語る.

内容説明

インフォームド・コンセント、脳死と臓器移植、生体肝移植、終末医療と尊厳死、体外受精…。これら医療の新しい問題をどう考えたらいいのか。バイオエシックスが生まれ育った北米で二十年を過ごし、日本の医療倫理の確立のために活躍してきた著者が、患者中心の医療の倫理とは何か、わが国になじむ倫理とは何かを、情熱をこめて語る。

目次

1 医療の倫理への私の歩み
2 いまなぜ医療の倫理か
3 脳死
4 「掛かりつけの医師」制度の提唱―「三時間待って三分診療」をいかに解決するか
5 新しい医療の倫理の台頭―バイオエシックスとインフォームド・コンセント
6 賢い患者になるには―自立する心とリビング・ウイル
7 遺体の提供―無条件・無報酬の愛のボランティア
8 臓器移植
9 倫理委員会
資料

著者等紹介

星野一正[ホシノカズマサ]
1927年東京赤坂に生まれる。1957年母校東京医科歯科大学産婦人科で医学博士取得後渡米。N.Y.の病院で産婦人科主任レジデント。イエール大学医学部解剖学助手・講師。62年カナダ西オンタリオ大学医学部講師~教授。マニトバ大学医学部・歯学部教授、西ドイツ・フライブルグ大学病理学研究所客員教授、76年帰国し京都大学医学部教授・倫理委員会初代委員長など。90~95年東京慈恵会医科大学客員教授。1990~2000年京都女子大学教授・国際バイオエシックス研究センターディレクター。専攻は臨床医学・基礎医学・医療の倫理。現在、京都大学名誉教授・米国内分泌学会名誉会員・New York Academy of Science会員・米国解剖学会名誉会員・日本解剖学会名誉会員・日本医学教育学会名誉会員・医学系大学倫理委員会連絡会議名誉代表世話人
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感想・レビュー

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はるな

8
脳死、インフォームド・コンセント、献体、臓器移植等について、そしてそれらに関わる医療関係者の倫理について書かれてます。当たり前だけど、医療行為を行う際には患者に説明し同意することが必要。でもそれだけじゃなく、患者もしっかり話を聞いて考えなければいけないんだなと。私は前、病院で診察を受けた際に医者に冷たい対応をされたことがあります。結局重い病気ではなかったからよかったけど、ただでさえ不安だったのに医者の対応のせいで更に怖くなったし怒りも覚えた。医療関係者の方には忙しくても温かい対応を心掛けてほしいです。2018/12/22

Shun

8
法律の範疇や、医師の裁量を超える部分につき、医療における倫理で補完している。 医学部倫理委員会の存在やバイオエシックスの概念を学んだ。免許証の裏にも臓器提供の記載があるように、死後の臓器提供については執筆当時(平成3年)よりは身近になったのではないだろうかと考える。2017/04/04

Schuhschnabel

6
医師の立場から書かれた生命倫理の一般書である。四半世紀前に出された本なので、前提としている状況が今日のそれとは異なることを考慮しなければいけない。だが、議論の組み立て方自体は今日においても十分通用すると思う。医師への不信と生命倫理的な問題は区別して論じなければいけないのはまさにその通りである。そして、医師という人種は、一般人には想像もつかないほど高潔な人間であることを再認識した。2017/04/22

だまし売りNo

5
患者中心の医療の倫理を論じた新書である。欧米に比べて日本は医療の倫理について意識が遅れている。これは21世紀に入った現代にも該当する。2018/09/02

あさって

5
医療の倫理について医師の立場で説明しています。 「患者は真実を知る権利をもち、医師には真実を告げる説明義務がある」というインフォームド・コンセント。 癌の告知を含めて、意思決定を安易に家族に委ねる傾向がある。しかし家族は本人ではない。 患者自身が自分の生命を大切にし、自分で決めて覚悟の上で治療を受けるべき。 また、医療関係者は、医療の不確かさと未熟さを熟知して、医療技術を過信せず、常に生命を託されている重みを実感しながら、患者に接するべき。 (告知の仕方、家庭状況の考慮そもそも日本の文化に合っているのか)2013/04/05

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