出版社内容情報
彫刻家は世界をどのように認識し作品化するのだろうか.画家をめざしてローマに留学した著者は,そこで彫刻の魅力を発見し,彫刻家になる決意を固めた.しかし,何をどのように創ればよいのか.重くのしかかる戦争の記憶,出口の見えない迷い,ウィーンでの欝屈した日々――.苦闘の中からついに自らの彫刻を見出すまでの魂の遍歴を語る.
内容説明
彫刻家は世界をどのように認識し作品化するのだろうか。画家をめざしてローマに留学した著者は、そこで彫刻の魅力を発見し、彫刻家になる決意を固めた。しかし、何をどのように創ればよいのか。重くのしかかる戦争の記憶、出口の見えない迷い、ウィーンでの欝屈した日々―。苦闘の中からついに自らの彫刻を見出すまでの魂の遍歴を語る。
目次
1 彫刻の発見
2 戦場の記憶
3 初めてのブロンズ
4 ウィーンの冬
5 中間漂流期
6 創造への出発
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
73
油絵を習いイタリアで彫刻に目覚める。鳥人 木彫 リンデンバウム,1962。びょうぶの谷 鉛と着色ナイロンテープ, 1987が巻頭の多色刷り。写真で出てくる彫刻はミケランジェロ ピエタ ローマサンピエトロ寺院 P8。ベルニーニ アポローンとダフネー ローマ ポルケーゼ美術館,P10。ルカデルラロビア リンゴのマドンナ フィレンツェ 国立バルジェルロ美術館。ドナテロ ダヴィンデ フィレンチェ 国立バルジェルロ美術館。ファッツイーニ ウンゲレッティ像 ローマ 国立近代美術館。 ロダン カテドラル ロダン美術館。2014/06/08
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
2
【ココロの琴線に触れたコトバ】人は一般に事物の認識について語るとき、視覚の働きとそれによる世界の再構成、そして世界の再構成に必要とされる論理の道筋に重点を置きすぎてきたのではないだろうか。2016/02/05
はにゅ
0
なってみたいんだけど、生活できるのかこれ・・・2006/12/06