出版社内容情報
亀井文夫は,昭和一六年反戦映画『戦ふ兵隊』のため逮捕投獄され,戦争責任を問う戦後第一作『日本の悲劇』もGHQに没収された.以後,東宝争議の指導や骨董屋の経営にも特異な才能を発揮しつつ,米軍基地,原水爆の恐怖,部落差別など戦後日本のタブーを衝く記録映画をつくり続ける――叛骨の映画監督のモンタージュ自伝.
内容説明
亀井文夫は、昭和16年反戦映画『戦ふ兵隊』のため逮捕投獄され、戦争責任を問う戦後第1作『日本の悲劇』もGHQに没収された。以後、東宝争議の指導や骨董屋の経営にも特異な才能を発揮しつつ、米軍基地、原水爆の恐怖、部落差別など戦後日本のタブーを衝く記録映画をつくり続ける―叛骨の映画監督のモンタージュ自伝。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よしひろ
8
映画への意思と覚悟を感じた。戦争というバックグラウンドと対峙し、あくまでも表現し、伝えていく。映画の普遍性について痛感する一冊。2015/12/30
寛理
1
☆☆☆☆ 亀井文夫のいう「記録映画の間」って、ゴダールの「アワーミュージック」のテーマそのまま。映画を見て、目を閉じること。2020/04/14
鈴木誠二
1
亀井文夫が、重巡足柄の渡欧ドキュメント映画「怒涛を蹴って―軍艦足柄渡欧日誌』(37年)の監督を務めていたことを知る。2014/07/28
丰
0
Y-112000/08/21