岩波新書<br> 地球環境報告

岩波新書
地球環境報告

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 258p/高さ 17X11cm
  • 商品コード 9784004300335
  • NDC分類 519
  • Cコード C0225

出版社内容情報

地球生態系の崩壊は,北極から南極,成層圏から深海底までと,グローバルな範囲で加速度的に進行している.人類の明日を脅かす砂漠化,森林の消滅,さらには酸性雨,フロンガス,食品の化学汚染…….八○カ国以上を自らの足で調査した著者が,最新のデータを織りこみ,傷ついた地球の現状を訴える迫真のルポルタージュ.

内容説明

地球生態系の崩壊は、北極から南極、成層圏から深海底までと、グローバルな範囲で加速度的に進行している。人類の明日を脅かす砂漠化、森林の消滅、さらには酸性雨、フロンガス、食品の化学汚染…。八〇カ国以上を自らの足で調査した著者が、最新のデータを折りこみ、傷ついた地球の現状を訴える迫真のルポルタージュ。

目次

1 生態系の崩壊
2 ガン化する都市
3 人口の大移動
4 消える熱帯林
5 失われる大地
6 増える災害の犠牲者
7 忍び寄る飢餓
8 汚される地球
9 売り渡される汚染

著者等紹介

石弘之[イシヒロユキ]
1940年東京に生まれる。1965年東京大学卒業後、朝日新聞社に入社。東京本社科学部員、外報部員、科学部次長を経て、85年より編集委員。1994年退社。96年より東京大学大学院総合文化研究科教授。99年より同新領域創成科学研究科教授。国際日本文化研究センター客員教授、国際協力事業団(JICA)参与を兼務。持続可能な開発のための日本評議会(JCSD)議長。これまで国連環境計画(UNEP)上級顧問、東欧環境センター常任理事(ブダペスト)などを歴任。1987年国連ボーマ賞、1989年国連グローバル500賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

204
地球規模での環境問題を本書は80年代から警鐘を鳴らしていることがすごいなと思った。2015/08/01

kotte

10
大学時代のゼミで読んだ本です。図書館で発見して懐かしくなり再読しました。地球環境に関する入門書として読むといい本です。内容に古さを感じる部分がありますが、良書だと思います。2017/06/19

Hiroki Nishiyama

4
境FLPの副読本として再読。1988年に発行されているが、この頃からすでに公害だけでなく、多様な環境問題が叫ばれています。環境問題は既に歴史に残る、人類の愚行だと思います。生態系の崩壊、ガン化する都市、人口問題、熱帯林消失、土壌流出、飢餓、災害、残留性の有害物質、そして汚染物質の多国間移動。この複雑極まる環境問題に私たち若者は一つ一つ立ち向かわなければと覚悟を決めざるを得ない本でありました。2012/06/15

中島直人

3
大学時代(20年前)の教科書!2010/01/01

ミギノコウザエモン

3
初版発行が1988年バブル期絶頂期、環境問題を訴える本が出たことに新鮮な驚きを覚えたことを覚えている。水俣病や四日市ぜんそく、イタイイタイ病の公害問題を経験していたとはいえ、今みたいに環境NGOの存在はほとんど見えず(この当時は、市民運動の世界でも「環境問題」は「知る人ぞ知る」だった)、もちろん「地球温暖化」で騒がれることがなかった時代に、それも大メディアの記者がかような問題に着目していることは評価されるべきだろう。30年近く前、南北問題、森林問題について警鐘を鳴らしていたジャーナリストは他にいたか?2014/04/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/412591
  • ご注意事項