出版社内容情報
「松の緑の大内山」とたたえられる皇居．そこにはどんな人たちが住み，どのように働き，そして何が行われているのだろうか．宮内記者会会員の著者が，天皇制をめぐる敗戦前後の興味深いエピソードを紹介しながら象徴天皇誕生の経緯をさぐった上で，豊富な取材体験をもとに，皇室の現在と，そのあり方をめぐっての議論や問題点を報告する．
内容説明
「松の緑の大内山」とたたえられる皇居。そこにはどんな人たちが住み、どのように働き、そして何が行われているのだろうか。宮内記者会会員の著者が、天皇制をめぐる敗戦前後の興味深いエピソードを紹介しながら象徴天皇誕生の経緯をさぐった上で、豊富な取材体験をもとに、皇室の現在と、そのあり方をめぐって議論や問題点を報告する。
目次
象徴天皇の誕生
皇室と宮内庁
皇室外交と行幸啓
天皇陵
宮中祭祀
践祚・即位のセレモニー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
13
社会用語のみのシンプルな書名は、修飾語句に限定されぬ分普遍的概説的な内容と期待させるが、まさかそれを悪用するほどまで出版業者の品性が劣化しているとは思わなかった（『ベトナム戦争』も同様）。皇室アラカルト、ダイジェスト、スケッチ。敢えて知りたくなかった皇室独特の用語と漢字読みの羅列をひたすら読まされる。出口汪がかつて「天声人語は現象を表層的になぞっただけのもので論文ではないから読解力はつかない」と言ったのを思い出す。天声人語がずっと続く感じである。共同通信記者としてスクープした芦田首相の宮内府長官と侍従長の2020/03/26
がんぞ
6
人種差別大国USA手代マッカーサーと、人民緊縛サディスト＝Sは敗戦国日本を明治維新以前のような農業国に戻そうと思った。前者は「東洋のスイス、非武装中立（最貧国）」を目論み、（日本からの被害より加害が遥かに莫大な）後者は「ソ連の衛星国、その前段階として君主制廃止」を目指しA級戦犯の筆頭として昭和天皇の断罪を執拗に求め、昭和２３年芦田内閣で宮内庁長官、侍従長両名の交代が行われたのもその圧力と云う…／『即位５０年式典』の’８７年に出版。「戦争責任」がかすまびしい頃で著者も「責任は当然ある」と前提しているのが不審2017/01/07
中野盛太郎
1
現在の天皇制がいかに政治の影響を受け、「つくられた」ものなんだとよく分かる(=ﾟωﾟ)ﾉ2017/02/20
ぱらっぱ
1
敗戦後の天皇の処遇に対し連合国側のそれぞれの利害の結果現在の形になったことがよく理解できた。天皇の政治利用の問題、保守政治家の皇室利用など考えさせられる問題が多い。これは敗戦後に人間宣言をし象徴天皇と形をかえたものの天皇を支える組織そのものを改編しなかったことに起因するのではないか。2013/04/24
十無
0
なんか色々半端じゃなかった。思うところは色々あるけど、書くことが出来ない。2011/05/26
