出版社内容情報
弥生時代いらい水稲を中心に生きてきた単一の民族という日本人像は近世以降の通念にしばられた虚像ではないだろうか.本書は,中世民衆が負っていた年貢・公事の実態とその意味を問い直し,さらに遍歴する職人集団の活動に光を当てることにより,その虚像をくつがえす.日本中世の多様な姿とゆたかな可能性が描き出される.
内容説明
弥生時代いらい稲作を中心に生きてきた単一の民族という日本人像は、近世以降の通念にしばられた虚像ではないだろうか。本書は、中世民衆が負っていた年貢・公事の実態とその意味を問い直し、さらに遍歴する職人集団の活動に光を当てることにより、その虚像をくつがえす。日本中世の多様な姿とゆたかな可能性が描き出される。
目次
第1部 中世の平民像(平民身分の特徴;さまざまな年貢;年貢の性格 ほか)
第2部 中世の職人像(職人という言葉;職人身分の特徴;遍歴する職人集団 ほか)