岩波新書<br> 沖縄ノート

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004150282
  • NDC分類 219.9
  • Cコード C0226

出版社内容情報

米軍の核兵器をふくむ前進基地として,朝鮮戦争からベトナム戦争にいたる持続した戦争の現場に,日本および日本人から放置されつづけてきた沖縄.そこで人びとが進めてきた苦渋にみちたたたかい.沖縄をくり返し訪れることによって,著者は,本土とは何か,日本人とは何かを見つめ,われわれにとっての戦後民主主義を根本的に問いなおす.

内容説明

米軍の核兵器をふくむ前進基地として、朝鮮戦争からベトナム戦争にいたる持続した戦争の現場に、日本および日本人から放置されつづけてきた沖縄。そこで人びとが進めてきた苦渋にみちたたたかい。沖縄をくり返し訪れることによって、著者は、本土とは何か、日本人とは何かを見つめ、われわれにとっての戦後民主主義を根本的に問いなおす。

目次

プロローグ 死者の怒りを共有することによって悼む
1 日本が沖縄に属する
2 『八重山民謡誌』’69
3 多様性にむかって
4 内なる琉球処分
5 苦が世
6 異議申立てを受けつつ
7 戦後世代の持続
8 日本の民衆意識
9 「本土」は実在しない

著者等紹介

大江健三郎[オオエケンザブロウ]
1935年、愛媛県に生まれる。1959年、東京大学文学部フランス文学科卒業。現在、作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

349
1963年の『ヒロシマ・ノート』、そして1970年の本書。これらの2冊は大江健三郎の中で深く通底する。すなわち、その1は、大江がそして私たちが戦後世界をどう引き受けるかということにおいて。そして、その2は(1とも関連するが)「核」以降の世界にどのように向かい合うのかという意味において。それがヒロシマと沖縄が私たちに突きつける問いである。大江は真摯にそれに応えようとする。「このような日本人ではない日本人へと自分をかえることができないか」と煩悶し続けながら。核戦略において日本はアメリカの防波堤(=捨て石)⇒2023/06/22

Shoji

55
沖縄戦が1945年、この本の上梓が1970年、沖縄返還が1972年。で、今2016年。 戦前も戦中も戦後も政治家(軍隊を含む)は卑怯だ。 犠牲を払うことは全てを沖縄に押し付けてきた。 沖縄をめちゃくちゃにして来たのは北緯27度線より北の住人だ。 それは今でもそうだ。 今でも北緯27度線より北の安全な場所に身を置き、好き勝手なことを言っている。 好き勝手でいいから、お願いだから、不幸なことは20世紀で終わりにして下さいね。 1970年に大江健三郎はこんなことをこの本に書いていた。2016/07/08

おさむ

47
1972年の沖縄返還直前の現地及び本土の社会の空気を伝える論考集。哲学的かつ文学的ながら、この問題にたいする大江氏の「熱い思い」が感じられます。戦後70年たった今も「限りない異議申し立て」が続く沖縄。差別や貧困、米軍基地等多くの苦しみや痛みを埋め込んできたその現代史。知らない登場人物も多く、自らの勉強不足を恥じるばかりです。2016/01/27

かふ

23
大江健三郎が沖縄を訪問したのは米軍の占領地時代なのである。そのことが大江健三郎の文学にも大きな影響を与えたのだ。それは戦後民主主義の隠蔽されたものが沖縄にあったからだ。この事実を知ったことにそれまでの戦後民主主義の日本という見方が反転したのかもしれない。日本=沖縄=米軍の関係性なのだ。それを放置してきたのが沖縄の基地問題であり、それを日本の問題と受け止められない我々なのである。https://note.com/aoyadokari/n/n659a88efa3152023/07/08

植田 和昭

21
 もってまわったような回りくどい言い回し。読みにくい文体。何百ページにもわたって繰り返されるのは、日本人への否定。そんなに嫌なら日本国籍を捨ててしまえと言いたくなる。また渡嘉敷島の守備隊隊長への個人攻撃。何が言いたいのか全く分からない不平不満の書き連ね。じゃあどうすればいいのかというビジョンが全く示されないまま話は、尻切れトンボのように終わっていく。大江健三郎文学さっぱりわからんなあ。2020/03/01

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