岩波新書
革命思想の先駆者―植木枝盛の人と思想

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004131175
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0223

出版社内容情報

植木枝盛は明治政府の専制とたたかった自由民権運動の立役者で,最高の理論家であった.著者は枝盛の再評価を念願して,未刊の原稿や新聞雑誌にのった多くの論説類を探し求め,この先駆的思想家の全貌をあきらかにし,絶対主義の明治政府の暴虐に対抗してつくられたその峻烈な抵抗の哲学を紹介する.

内容説明

植木枝盛は明治政府の専制とたたかった自由民権運動の立役者で、最高の理論家であった。著者は枝盛の再評価を念願して、未刊の原稿や新聞雑誌にのった多くの論説類を探し求め、この先駆的思想家の全貌をあきらかにし、絶対主義の明治政府の暴虐に対抗してつくられたその峻烈な抵抗の哲学を紹介する。

目次

プロローグ―自由民權運動の興起
その生涯(啓蒙思想をのりこえて;自由民權運動への参加;文筆人としての活動;謎をのこす末年)
その思想(人民の國家;國約憲法と一院制普選議會;勤勞民衆の團結;家父長家族制度の打破;おじぎの廃止;人生観・世界観)
エピローグ―下からの民主主義理論の確立

著者等紹介

家永三郎[イエナガサブロウ]
1913‐2002年。1937年東京大学文学部国史学科卒業。専攻、日本思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sk

5
植木枝盛の生涯と思想について概説。自由民権運動の立役者の一人についてよく知ることができる。読みやすい。さすが家永先生。2018/10/11

moonanddai

5
約20年ぶりの再読。「五日市憲法」をきっかけに、少し自由民権運動の端をかじってみようかと…。手始めに、書棚の奥にあったこの本を手に取りました。昔、家永先生の講義を聞いたことがあります。学部が違うので、最終講義かなんかを傍聴したのかもしれません。当時まだ(というか、「ずっと」ですけど)、教科書裁判中で、どんなに怖い人だろうと思っていったら、端然とした、表現は変ですが「儒学者」のような方でした。でもその話は大変熱が込められておりました。先生のその他の著書も何冊か読ませていただきましたが、その時の勢い(続)2016/06/01

しゅんどーん

1
明治の異端児植木枝盛の生涯を、日本思想史の大家が追う。2018/12/03

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