出版社内容情報
地方自治の理念をはじめて掲げた日本国憲法施行以来,住民運動,革新自治体やコミュニティ・センターの登場,ゴミ処理,公害防止や自然環境の保全など,さまざまな地域問題が照明を浴びている.諸外国の先例を豊富に引きながら,わが国の地方自治のもつ意味や機能を分析し,現在の政治文化に占める位置と今後の展望を解説する.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sk
2
古典的名著。確かに情報としては古いが、古いからこそ地方自治の歴史的な経緯が良く分かる。2015/03/29
kaizen@名古屋de朝活読書会
1
20世紀における日本の地方自治について考察している。 特に、1940年代以降について述べている。 あとがきでは、福沢諭吉、中江兆民のほか、陸羯南いうジャーナリストを紹介している。 また、幸徳秋水を示し、4人の考え方で、地方自治の基本的な姿勢を示している。 廃藩置県以前の日本の地方自治との関係について、より深い考察があるとよかったかもしれない。また、アイヌ、沖縄(琉球)の関係について、より多くの言及があるとよかったかもしれない。2013/04/08