岩波文庫<br> 世論〈上〉

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世論〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 270p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784003422212
  • NDC分類 361.47
  • Cコード C0136

出版社内容情報

リップマンが『世論』を書いた動機は,第一次大戦後の混乱の原因究明にあった(一九二二年刊).にも拘らず我々がこの書を手にすると,あたかも現在を分析し警告を発しているかのような切迫感を覚える.それは,大衆心理がいかに形成されるかを出発点として,人間と環境の基本的な関係を,イメージの概念から明晰に解いているからだ.

内容説明

リップマン(1889‐1974)が『世論』を書いた動機は、第1次大戦後の混乱の原因究明にあった(1922年刊)。にも拘らず我々がこの書を手にすると、あたかも現在を分析し警告を発しているかのような切迫感を覚える。それは、大衆心理がいかに形成されるかを出発点として、人間と環境の基本的な関係を、イメージの概念から明晰に解いているからだ。

目次

第1部 序(外界と頭の中で描く世界)
第2部 外界への接近(検閲とプライヴァシー;接触と機会;時間と注意力;スピード、言葉、明確さ)
第3部 ステレオタイプ(ステレオタイプ;防御手段としてのステレオタイプ;盲点とその効用;規範とその敵;ステレオタイプの検出)
第4部 さまざまの関心(利害関心の参入;利己主義を見直す)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lily

118
世論は環境を屈折させる。大多数はその事に気付きもせず、メディアに依存し洗脳され真実だと勘違いしたまま、知らない事は知りたくないと無知に甘んじる。しかし、この場所はそこからの脱却への希望者で満ちている。知を愛する者にステレオタイプという文字はない。2019/07/24

まりお

41
人は見たいものしか見ない、「こうである」と決めつけて判断する。様々な決めつけ、ステレオタイプが、現実で見たこと聞いたことを歪めて自分のものとする。公平な立場から真実を見たいと常々感じてはいる。しかしステレオタイプを用いると考える量が少なくなるから楽ではある。決めつけがどれほど価値観に影響しているかよく感じる。2017/02/09

燃えつきた棒

36
直ぐに読めそうな本だと思って手に取ったが、活字の小ささが読書の妨げになった。 こうした場合の常で、注を読むことは断念せざるを得なかった。 内容の方は、NHK「100分deメディア論」で堤未果が取り上げていただけあって、文章がやや冗漫に過ぎる嫌いはあれど、大変示唆に富んでいる。 2018/05/31

cockroach's garten

26
近代ジャーナリズムの父と慕われ、今日のメディア理論においては決して欠くことの出来ない”長老”リップマン。20世紀初頭に台頭してきた大衆の心理とその大衆がどのようにして選択をしていくのかを分析したのが『世論』である。上巻は大衆のイメージの形成、そのイメージが偏ったものであること”ステレオタイプ”であると分析していく。もしかしたら、自分の物事に対するイメージもリップマンの語る”ステレオタイプ”ではないのか。そんな緊張感を感じた。2019/12/19

HANA

16
ステレオタイプや擬似環境などはこの本が初出なのか。個人の現実は確固たる現実ではなく、それぞれの主観や価値観に沿ったものに置き換えられるという部分は、何となく『共同幻想論』を思い起こさせられた。それにしてもマルクスを単純な一つの価値観に支えられたものであり、人間はもっと複雑なものと言い切った部分は読んでて気持ちよかったな。多分だがこの部分を読んで、この著者は人間を信じているのではないかという気がした。2012/05/06

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