岩波文庫
理解社会学のカテゴリー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 124p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003420911
  • NDC分類 361
  • Cコード C0136

出版社内容情報

様々な社会現象についても,自然に対する自然科学と同様な意味での科学的認識が果して成立つだろうか.ウェーバーはドイツ歴史学派を批判し,これと対決しつつ,広い視野と緻密な論理によって独自の学問体系を築き上げた.本書はその彼の社会学の方法とそれに使われる諸概念の説明を行なっているものである.一九一三年.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちぃ

5
あれ?前に読んだことあるような…と思ったけど、大学1年生の時の社会学概論で相当ウェーバーについてやったから、そのせいですね。たぶん。にもかかわらず頭使った。薄い本なのに。個人の行動が社会との共同認識等の中で生み出す状態について/認識の種類について/認識の前提になるものについて/共同体について。本筋とは関係ないけれど解説でロシアの農村共同体ミールのことを読んだら、世界史で勉強した記憶が呼び覚まされて、その辺のところをもう一度勉強したくなった。2016/06/28

このこねこ@年間500冊の乱読家

4
さっぱり理解できんかった……。 ウェーバーはどの論文も専門用語や造語が多くて難しい。 一度解説書読んでから『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』も含めて読み直さなきゃ駄目ですね。 良い解説書知っている方いたら教えていただけると嬉しいです。2020/09/29

トキ

2
確かに、ヴェーバーは認識主体と認識客体を厳密に区別している。概念創造においてここまで羅列的に並べられると決断主義の非難を受けても仕方ない。これらの概念はヴェーバー自身が経験的に得た人間の生活における表象から抽象しており、彼自身、何度も経験的という言葉で定義の妥当性を担保しようと試みている。だが、ヘーゲル的な感覚的・現象的な材料、マルクス的な実践、つまり感覚的・人間的活動、対象化を考慮した時、認識主体と客体の厳密な分離は相対化されざるを得ない。読者は、自らの実践による価値理念と読書内容の相対化が必要である。2022/11/22

てれまこし

2
ウェーバーは社会科学の父なんだが、若い時分に読んでも悪文の典型にしか思えなかった。ところが、カント哲学から新カント派を経て再び辿りついたウェーバーは、また違った相貌を表わす。無意味な自然に意味や価値を付するのは人間である。主観・主体である人の行為は自然界の法則では説明しきれない。しかし、人間の内面をブラックボックス化してしまうと、歴史は個々に特殊な行為の集積にしかならなず、一般化ができない。そうなると、未来を見とおすこともできない。社会科学の可能性というのは、個人の内面を理解しうるという点にかかっている。2018/08/05

Ex libris 毒餃子

2
ヴェーバー難しい2014/03/08

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