出版社内容情報
政治に対する倫理の優位を信じ望ましい政治秩序を構想する、変革の思想としてのユートピアニズム。現実を分析し、そのユートピアニズムの偽善を暴くリアリズム。戦間期二十年の国際政治に展開した理想主義と現実主義の相克と確執に分析のメスを入れ、時代と学問の力動的関係を活写する、二十世紀国際政治学の記念碑。新訳
内容説明
変革の思想としてのユートピアニズム。ユートピアニズムの偽善を暴くリアリズム。戦間期二十年の国際政治に展開した理想主義と現実主義の相克と確執に分析のメスを入れ、時代と学問の力動的関係を活写し、真の政治的姿態をあらわにしてみせる、二十世紀国際政治学の記念碑。戦争と平和と国際問題を考えるための必読書。
目次
第1部 国際政治学(学問の出発;ユートピアとリアリティ)
第2部 国際的危機(ユートピア的背景;利益の調和;リアリストからの批判)
第3部 政治、権力、そして道義(政治の本質;国際政治における権力;国際政治における道義)
第4部 法と変革(法の基盤;条約の拘束性;国際紛争の司法的解決;平和的変革)
結論(新しい国際秩序への展望)
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