出版社内容情報
常に自然科学としての心理学をめざしたジェームズ(一八四二―一九一〇)は,心理学の目的を,意識状態(心的状態)そのものを記述し説明することであるとし,その説明のために,意識状態の原因,条件,結果などに関して,意識状態と内外の関係を支配する法則を発見することを論じた.主著『心理学原理』の短縮版.索引を付す.
内容説明
意識の推移的性質を重視、これを不断の流動(意識の流れ)とみて、ロック以来の静的な構成心理学に革新をもたらした心理学の名著。
目次
第14章 概念
第15章 弁別
第16章 連合
第17章 時間の感
第18章 記憶
第19章 想像
第20章 知覚
第21章 空間の知覚
第22章 推理
第23章 意識と運動
第24章 情動
第25章 本能
第26章 意志
終章 心理学と哲学