出版社内容情報
本書の題名「およそ学として現われ得る限りの将来の形而上学の為のプロレゴメナ(序論)」に示されるように,前著『純粋理性批判』における「形而上学の批判」のカントの真意の曲解に対する反駁として書かれ,『批判』の要旨を簡潔平明に論述しながら,真に学的な形而上学の成立の諸前提を設定しようとしたものである.
内容説明
本書の正確な表題「およそ学として現われ得る限りの将来の形而上学のためのプロレゴメナ(序論)」に示されるように、前著『純粋理性批判』における「形而上学の批判」にこめられたカントの真意への曲解に対する反駁として書かれ、『批判』の要旨を簡潔平明に論述しながら、真に学的な形而上学の成立の諸前提を設定しようとしたものである。
目次
すべての形而上学的認識の特性に関する予備的注意
「プロレゴメナ」の一般的問題
先験的主要問題
結び 純粋理性の限界規定について
一般的問題―「学としての形而上学はどうして可能か」の解決
付録 学としての形而上学を実現するためには何をしたらよいかということについて