岩波文庫
続ビゴー日本素描集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 229p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784003355626
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0171

出版社内容情報

浮世絵に魅せられて明治十五年に来日,十八年間滞在して明治の日本人の生きる姿を執拗に追い求めたビゴー(一八六〇―一九二七)の素描は,四十数冊の版画集と百数十冊の雑誌としてのこされているが,ここには,鹿鳴館から花街まで近代日本の原風景がぎっしりつまっているといえよう.正編には六十点,続編には九十数点のスケッチを収録.

内容説明

明治の日本人の生きる姿を執拗に追い求めたビゴー(一八六〇‐一九二七)の素描は、多数の版画集、雑誌としてのこされているが、ここには、鹿鳴館から花街まで近代日本の原風景がたっぷりつまっているといえよう。日本人の生活・風俗を描いたものを中心に90数点を精選。

目次

第1章 日本人とは…
第2章 男と女
第3章 はたらく人々
第4章 明治の事件
第5章 明治の人物
ビゴーのスケッチ帳(清水勲)
版画から漫画まで―ジョルジュ・ビゴーの見た明治の日本(エレーヌ・コルヌヴァン(橋爪正子訳))

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinupon

56
全館に引き続きビゴーの鋭い視点で当時の日本が描かれています。面白かったです。2018/07/07

せいたろう

10
フランス人ならではの風刺。ドイツとあまり仲良くするなよというのが露骨に描かれてて面白い。解説がないとおそらく意味がわからないのだろう。日本の藩閥政治家も槍玉にあげられている。横浜にまだ居留地いわゆる外国特権が存在した時代なのでわりと平気だったのかも。2020/02/08

ヤギ郎

8
ビゴーに視点で見る近代日本史。前巻(『ビゴー日本素描集』)とくらべて政治的な風刺画が多い。おもしろいなー。2017/08/29

桃の種

6
教科書で見たものがたくさんあって驚き。「トバエ」における明治日本の諷刺が面白かった。2021/01/23

misui

5
「荷風は若い頃からビゴーの画集をいくつも手に入れ、そこに描かれた世界に愛着を持っていた。とうの昔に消えうせた砂利道を歩き、木の橋を渡るときの下駄の音――荷風の抱いたそうした感性はビゴーの画集にのこされているようだ。」 日本人はかなり早いうちから眼鏡好きで、「色眼鏡で見る」は明治の言葉であった、というのに驚く。2018/06/22

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