出版社内容情報
キングドン-ウォード(1885-1958)は調査探検の中で,英国の寒冷な気候に耐える植物を数多く採集した.サクラソウやシャクナゲ,愛好家の心を捉えてやまない青いケシ,そして茶,棺の木などの様々なエピソードを記す.
内容説明
キングドン‐ウォード(1885‐1958)は、チベット奥地、ビルマ北部等における調査探検の中で、英国の寒冷な気候に耐える植物を数多く採集した。サクラソウやシャクナゲ、愛好家の心をとらえてやまない青いケシ、そして茶、棺の木などの様々なエピソードを記す。
目次
長い休日
小さな水差し
混じったモクレン
青いケシ
気まぐれな桜
プリムラあれこれ
見たことのないシャクナゲ
日を浴びた百合
リンドウ属のエピソード
シップへの誘い〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yo27529
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読書の参考になる図版や地図が豊富にあるとより面白くなると思う。2013/07/02
pppp504
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植物図鑑を開きながら読めばよかった。2012/10/21
けい
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母国、英国での栽培に耐えられるような植物や、依頼主が求める植物を探す【プラント・ハンター】であった著者キングドン-ウォード。植物の種類がとても多様であることや、実際に生えている場所の実態が読んでいて印象的だった。隔離種についてや、突然世界的に香りを失う麝香といった謎に迫る話もあれば、探索中に起きた地震などの経験、それ以外のさまざま困難が記されている内容もあった。また、当時の英国が広い範囲から美しい花を集めようと頑張っていたこと、その意欲に驚いた。2022/11/08