出版社内容情報
盤珪禅師は播州浜田村の人.十六歳のとき得度してから,参禅弁道すること十余年,明国の道者超元から悟達の証を得た.その禅は公案禅を排し,不生不滅の仏心そのままを強調する不生禅を唱えた.数々の寺院を創立,教化の足跡は広く関門から四国・九州にわたり,僧俗の弟子五万人に及んだという.臨済宗の生んだ名僧の語録である.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シンドバッド
3
鈴木大拙の編集と校訂で、非常に良い本だと思う。文庫本で、この内容が味わえるのだから…。ただし、漢詩などのところが、読み下しがないので、ちょっと残念。(自分の技量の無さによるものですが…)。 この本は、現在、ワイド本も品切れかな?是非、重版をかけていただき、手軽に読んでいただきたいものです。2012/10/17
零水亭
2
臨済禅の主流である公案禅(看話禅)にこだわらないので、最も読みやすい禅書かもしれません。紀野一義先生も「鈴木正三や白隠より大燈(有名な遺誡を残した)や盤珪が好き」とおっしゃっていたように思います(名僧列伝)。2019/07/01
浪人
1
よく分からなかった。不生禅。2012/09/19
みーふぃ
1
禅 とはこんな痛快なものか、これですっきりするだろう。