岩波文庫
完訳アンデルセン童話集 〈4〉 (改版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784003274040
  • NDC分類 949.73
  • Cコード C0000

出版社内容情報

アンデルセン(一八〇五―七五)の童話は,決して口あたりよい砂糖菓子のようなものではない.「私が書いたものはほとんどが私自身の映像である」と『自伝』のなかで述べられているように,どんな空想的な話のなかにも,作者の生きた波瀾の人生の一片が封じこめられていて,おとなであれ子どもであれ,読む者の心を強くゆさぶる.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomoko.H

5
前に絵本で読んだ「びんの首」モノが旅する話も好き。そしてなんといっても「パンをふんだ娘」。パンを踏むって、重い罪なのね。「赤いくつ」同様見栄坊を罰する話。こちらはさらに食べ物を粗末にしたから?腹ペコでも足の下のパンを食べられない罰も。でも償い、許される道がちゃんとあるのだ。2015/04/12

風太郎

2
話の中には、幾つか自分のことを言われているようなものもあり、グサッと心に突き刺さる言葉がちらほらと。そして、人間の本質はいつの時代になっても変わらないなと思わされます。人間の変わらない部分を、描き出した本だからこそ、古典として残っているのでしょう。童話という形だからこそ、人間の本質という直接は言いにくいことも上手く人に伝えられているのかもしれません。7巻まであるようなので、秋ごろまでには全部に目を通したいです。2017/06/27

takeakisky

1
ナンセンスなソーセージの串でつくったスープも良いが、一番長い沼の王の娘の正統的お伽話ぶり、奔放で鮮やかな描写、どこか異教的なイメージに圧倒される。スペクタクル。救われるまで救いのないパンをふんだ娘や最後のアンネ・リスベットのやるせなさも、よい。2023/12/29

茅野

1
『沼の王の娘』など、少し長くて筋が複雑な話も出てくる第4巻。『パンを踏んだ娘』なんかは、知らなければグリム童話かと思うかも。2023/11/14

あいちょ。

1
『人生で影響を受けた本100冊』登録。2020/03/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/194052
  • ご注意事項