内容説明
短篇小説の名手、詩人としても知られるポオ(1809‐49)だが、彼は理論家・批評家としての顔も持っていた。その明確な方法意識を示す「詩作の哲学」「詩の原理」等の著名な詩論、クーパー、ホーソーン、ロングフェロー、ディケンズ等を論じた同時代評を収録。ポオならではの筆法で書かれた9篇から成るアンソロジー。
目次
某氏への手紙
ディケンズの『骨董屋、その他の物語』
『ヘリコン山のざわめき』
書評欄への年頭の辞
ロングフェローの『バラッド』
ホーソーンの『トワイス・トールド・テールズ』
フェニモア・クーパーの『ワイアンドット』
詩作の哲学
詩の原理