出版社内容情報
左千夫門下の抒情歌人として出発した文明は,昭和初年,茂吉らと『アララギ』の編集を担う頃から,厳しいリアリズムの作風に変り,時代に対する鋭い批評眼と現実把握の確かさを以て,歌壇の第一線を歩んできた.明治四二年から昭和五八年まで七五年に及ぶ短歌より厳選された二二○○余首により,強靱な詩精神の軌跡を鳥瞰できる.
左千夫門下の抒情歌人として出発した文明は,昭和初年,茂吉らと『アララギ』の編集を担う頃から,厳しいリアリズムの作風に変り,時代に対する鋭い批評眼と現実把握の確かさを以て,歌壇の第一線を歩んできた.明治四二年から昭和五八年まで七五年に及ぶ短歌より厳選された二二○○余首により,強靱な詩精神の軌跡を鳥瞰できる.