出版社内容情報
「私は津軽に生れ,津軽に育ちながら,今日まで,ほとんど津軽の土地を知っていなかった」.1944年,太宰治は初めて津軽地方を一周.郷里の風土や人情を,ユーモアをこめて描いたふるさと再発見の書.
内容説明
「私は津軽に生れ、津軽に育ちながら、今日まで、ほとんど津軽の土地を知っていなかった」。戦時下の1944年5月、太宰治は3週間かけて初めて津軽地方を一周。郷里の風土や歴史、自らにも流れる津軽人気質に驚嘆、慨嘆、感嘆の旅は、やがてその秘められた目的地へと向かう。ユーモアに満ちたふるさと再発見の書。
目次
1 巡礼
2 蟹田
3 外ヶ浜
4 津軽平野
5 西海岸