岩波文庫<br> 太郎坊 - 他三篇

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岩波文庫
太郎坊 - 他三篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 107p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784003101254
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

太郎坊は盃の名で,初恋の思い出を秘めたその盃が,ある夏の日偶然に砕かれて心の恋も縁が尽きるという「太郎坊」,家庭の冷たさから人生の岐路に立つ少年の姿を,雪の夜を背景に描いた「夜の雪」,社会の犯罪における盲点を空想と現実の中間に浮かせる「不安」,若い夫婦の新しがりを諷した「付焼刃」の短篇4篇を収める.解説=斎藤茂吉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

桜もち 太郎

5
明治末期の「太郎坊」「夜の雪」「不安」「付焼刃」の4作品からなる短編集。とにかく面白い。こねくり回したストーリーでないので心に真直ぐに入ってくる。特に良かったのが「不安」だ。不安の煽り方がもう絶妙。ユーモア一杯なのが「付焼刃」。妻に対する男の悲しい心根に笑ってしまう。以前「五重塔」を読んで、その圧倒的な筆力に驚いたが、この短篇集もソフトさの中にしっかりとした力強さがあり、安心して読むことができた。さすがだなぁ。2015/05/13

弐月

1
この本が欲しいのに古本でも中々見つからない。2008/12/20

ぽん

0
巻末の解題を書いた人が、「齋藤茂吉」だという事に驚きました。2009/10/06

なおぱんだ

0
人情話を中心にした短編集です。どれも短いものですが、旧文体で書かれていることから慣れないとなかなか読みにくいです。でも、読み通すとその素晴らしさがジワリと聞いてくる。そんな作品ばかりです。2016/02/16

isbm

0
★★★2022/05/23

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