出版社内容情報
『定家八代抄』に入集歌数の多い歌人は,人麻呂,俊成,西行,貫之,業平,和泉式部,慈円ら.定家が自ら座右において愛玩した本書は,歌人定家の好尚がうかがわれるとともに,楽しみながら味読するに値する秀歌選である.本巻には巻第十一から第二十までを収録.巻末に,初句索引・作者別索引・詞書事項索引を付す.
内容説明
『定家八代抄』に入集歌数の多い歌人は、人麻呂、俊成、西行、貫之、業平、和泉式部、慈円ら。定家が自ら座右において愛翫した本書は、歌人定家の好尚がうかがわれるとともに、楽しみながら味読するに値する秀歌選である。本巻には巻第十一から第二十までを収録。巻末に初句索引・作者別索引・詞書事項索引を付す。
目次
巻第十一 恋歌一
巻第十二 恋歌二
巻第十三 恋歌三
巻第十四 恋歌四
巻第十五 恋歌五
巻第十六 雑歌上
巻第十七 雑歌中
巻第十八 雑歌下
巻第十九 神祇歌
巻第二十 釈教歌
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅてふぁん
52
下巻は恋歌から。川や磯、流れや滝といった水を連想させる歌が続いてると思ったら春夏秋冬の順になり、気がつくと後朝の歌が、そしていつの間にやら夢の歌がずらーっと。はじめのうちは違和感というか、何となく似通った単語が続くなー気のせいかなぁと思ったけど、明らかに通常の恋一〜五の配列とは違うぞと気付く。そう言えば上巻の解説に連想に任せた歌の配列を楽しんでと書いてあったなと思い至る。こういうことかー!連想ゲームをしてるみたいで楽しい。定家のこだわりを垣間見ることが出来た、と思いたい。→2022/01/02
双海(ふたみ)
10
『定家八代抄』に入集歌数の多い歌人は人麻呂、俊成、西行、貫之、業平、和泉式部、慈円ら。定家が自ら座右において愛玩した本書は、歌人定家の好尚がうかがわれるとともに楽しみながら味読するに値する秀歌選である。本巻には巻第十一から第二十までを収録。巻末に初句索引・作者別索引・詞書事項索引を付す。2023/04/15