出版社内容情報
狂言とは鎌倉時代から,笑劇の意に用いられ,猿楽能に対して狂言能といわれた.本書は中世以来正しい芸統を持ち伝えた狂言の主流ともいうべき大蔵流の大蔵虎寛自筆本を底本とした.これは能狂言の典拠また今の演劇の台本としても定本ということのできるものである.さらに山本東次郎師の口伝を参照して濁点・句点を施した.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小心
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障害者の登場する話が何本も収録されているけれど、こういう話を書いたら現代なら非難轟々確実なものがいくつもある。もちろん映像化不可能。舞台では上演されているのかしら。2014/02/14
小心
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隙のない能に比べると、狂言っていうのは人間味にあふれてて面白いわね。ぼやいたり妬んだり嘘ついたり後悔したり。 能に比べると実にスケールは小さく、庶民的だわね。そこがいいのね。2011/02/19
小心
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宗論・・・宗教の論争ということで、教義のディベートかと思いきや、あまりの下らなさに脱力。昔、東海道中膝栗毛読んで笑った小ネタの元があったのでなんか嬉しくなった。2022/02/08
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