岩波ブックレット<br> 強制不妊と優生保護法―“公益”に奪われたいのち

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強制不妊と優生保護法―“公益”に奪われたいのち

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  • サイズ A5判/ページ数 64p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002710259
  • NDC分類 498.25
  • Cコード C0336

出版社内容情報

相次ぐ国家賠償訴訟によって、ようやく可視化されるに到った強制不妊手術の実態。日本国憲法で謳われた“公益”が優生保護法を生み、「障害者」やハンセン病患者の人権を奪う根拠・論理となってきた歴史と、優生保護法が母体保護法と名称を変えた今もその構造は変わらず、問題は終わっていないことを明らかにする。

内容説明

相次ぐ国家賠償訴訟によって、ようやく可視化されるに至った強制不妊手術の実態。日本国憲法で謳われた“公益”が優生保護法を生み、「障害者」やハンセン病患者の人権を奪う根拠・論理となってきた歴史をたどるとともに、優生保護法が母体保護法と名称を変えた今もその構造は変わらず、問題は終わっていないことを明らかにする。

目次

はじめに―なぜ今、優生保護法が問題になっているのでしょうか
1 優生保護法に至る前史
2 優生保護法の成立
3 優生保護法改正と人権侵害の強化
4 なぜ、ハンセン病患者は優生保護法の対象とされたのでしょうか
5 なぜ、優生保護法は一九九六年まで維持されたのでしょうか
おわりに―“公益”と憲法

著者等紹介

藤野豊[フジノユタカ]
1952年横浜市生まれ。敬和学園大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mana

25
「公共の福祉」=「公益」のために、知的障害、精神障害、ハンセン病など…遺伝性の悪性遺伝子を排除しようという考え。賀川豊彦が、公益のために優生保護法を推奨していたのには驚き。今思うとなんと残酷なと思うけれど、当時はそういうものだったのか。ただ、今でも、相模原障害者施設事件のように、差別感情を持つ人は多い。安楽死や尊厳死にも繋がってくる問題なのだろうと感じる。どんな人でも、マジョリティ・マイノリティに関係なく、生きやすい社会福祉が整ってほしい。2022/04/20

ステビア

19
「公益」「公共の福祉」の名の下に強制不妊手術という人権侵害が半世紀近くにわたって合法的に行われてきた事実を忘れてはならないだろう。2020/12/05

スリーピージーン

5
岩波ブックレットは約60ページで要点を教えてくれるのでありがたい。私の理解度だったら新書一冊分ぐらいの充実度だ。ハンセン病患者が不妊手術や断種を強要されていたのは知っていたが、その過程には改めて衝撃を受ける。権威の言うことはまことしやかだ。当時の一流の専門家の意見となれば、その方向で政府方針もきまる。「お国のために犠牲となる」ことを「公益」という名に、「不良な子供を産まないために」を「不幸な子供を~」と言い換える。現政権でもやりそうなことだ。拘束されて眠らされて手術される。ゾッとして皮膚が粟立つ。2022/03/04

vodka

4
ぼんやりと知っていたことを、正確に知ること。背景を理解した上で話ができる人になりたい。2023/03/24

やーはつさいと

3
自分の中にも少なからず差別的な思想があるから読んだ。 自分の中にある優勢思想的な考えを否定したいけど、そんなに簡単にできない。正直今の社会では有能であればあるほど重宝されるような気がしてしまい、自分自身の出産にすら前向きにはなれない。

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