岩波ブックレット<br> 内村鑑三をよむ

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内村鑑三をよむ

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002708454
  • NDC分類 198.99
  • Cコード C0336

出版社内容情報

真実の意味で「読む」とは,書かれた言葉を通じてそれを書いた人間と出会うことである.『基督信徒の慰』『後世への最大遺物』『代表的日本人』『余は如何にして基督信徒となりし乎』を中心に,内村が残した言葉を生きた声として読み直し,近代が生んだ精神的巨人の原点を解き明かす.

内容説明

真実の意味で「読む」とは、書かれた言葉を通じて書いた人物に出会うことである。日本的霊性の究明に挑み続ける注目の批評家が、『基督信徒の慰』『後世への最大遺物』『代表的日本人』を内村鑑三の生きた声として読み直し、絶句するほどの苦難の彼方に独自の境涯を切り開いた精神的巨人の姿をいきいきと描き出す。

目次

内村鑑三とは誰か
苦しみのなかの恩寵―『基督信徒の慰』
自己への信頼と他者の発見―『後世への最大遺物』『代表的日本人』

著者等紹介

若松英輔[ワカマツエイスケ]
1968年生まれ。批評家。(株)シナジーカンパニージャパン代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

22
内村鑑三のテクストを丹念に読みながら、彼が不敬事件、そして最愛の妻の死という暗黒時代を経て到達した神の世界、深層の実在に触れようとしている。読むこと、そして聞くことということへのこだわりが強く、他者の存在を読み、その声を聞くことが、固有の超越性への回路であると語り、その意味で成否はどうあれ、実に見事に内村鑑三を「読もう」としている。「影はそれを投ずる光が明るければ明るいだけ濃い」という内村の言葉は、まさに固有の存在としての苦悩の果てにこそ恩籠の光が強くあることの示唆だろうか2014/05/29

クサバナリスト

16
2015年1月のNHK『100分de名著』の講師の著作。課題図書の『代表的日本人』はこれから読む。内村鑑三は、日本史の授業で名前とキリスト教に関連する人だという程度しか知らなかったが、本著で何となくイメージがつかめた。2015/12/26

nbhd

15
若松英輔さんは「霊性がある」とすることを自戒自重しながら、「霊性がある」としている。で、僕は「霊性がある」とすることを自戒自重しながら、「霊性がある」としたほうが「人生にとって良さげだ」と考えつつある。内村鑑三先生が言うように、「この人生」やら「この生涯」やら、は「後世への準備」だ、と考えたほうが、「この世的で社会的な毀誉褒貶」とか、「首くくり的な自己実現欲望(承認欲求)」とか、に距離を保てる。距離を保ったほうが、生きていけそうだし、生きやすそうだ、と思う。2019/06/16

壱萬弐仟縁

14
読むとは人間に出会うこと(5頁)。本塾の場合、ネット上では無料だが、実際にお会いして読書会を開けばコストが発生するのでなかなかリアルには対話ができない難点がある。読むのは人生の秘義に通じるため(7頁)。地獄には八層ある(27頁)。最も過酷なのは無間地獄。もしくは、阿鼻地獄。現世の行いが来世を決めるのだろうなぁ。生涯を後世への贈物とする(39頁~)。この精神はわたくしの更新継続が断念された際、アクセスしてくださった方々へ継承されればいつ死んでも悔いなしである。更新ないときはご容赦。今からお願いしておきます。2014/02/06

gtn

9
内村鑑三は「余は基督信徒にあらざるなり」という。一方で、法華経の文底から真理を取り出し、命を賭して衆生に説いた日蓮を尊敬する。著者はそのことから内村のことを「開祖の風貌を見る」というが同感である。2018/09/15

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