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岩波ブックレット
中国 原発大国への道

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  • サイズ A5判/ページ数 59,2/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002708348
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0336

内容説明

エネルギー不足解消、経済成長の維持、温暖化対策などのため、中国は近年、原発を強力に推進してきた。2020年までに合計80基以上の原発を稼働させる計画だ。だが中国での原発運営は、地震、工事品質の問題、人材不足など、さまざまなリスクを抱えている。3.11から1年。中国はこのまま原発大国への道を歩むのか?―。

目次

序章 「福島ショック」以後の動き
第1章 原発大国への歩みと構図
第2章 特殊な原発行政と原発立法の遅れ
第3章 原発をめぐる国際戦略
第4章 不確実性とリスク―中国原発のゆくえ
終章 中国原発の世界・日本への影響

著者等紹介

郭四志[カクシシ]
1958年中国大連生まれ。大連外国語学院日本語学部卒。吉林大学大学院国際経済研究科修士課程修了。1999年、法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了(経済学博士)、東京大学社会科学研究所外国人研究員。2001年、日本エネルギー経済研究所研究員、2003年、同主任研究員、2008年、同研究主幹。現在、帝京大学経済学部・大学院経済学研究科教授(専攻:国際経済・中国経済、エネルギー経済)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ののまる

8
M7,0以上の地震も多い地震大国中国(世界の地震1/3が国内で発生)。福島原発事故が起きようが何のその。2ヶ月に1基の超ハイペースで建設邁進中。世界のウラン資源を確保、開発協力、そして自主ブランドの輸出。2020/03/23

RuiRui

0
311の日本の事故を経ても、2020年までに都合80基を建設・稼動させる予定があり、2035年までに230基に拡大する構想まであるという中国。こと原発に限らず様々な事象のソフト・ランディングのために一部を平気で切り捨てる中共の舵取りも、最近は様々なところでほころびを見せてきているが・・・日本に劣らず地震大国なのでチャイナボカンシリーズに列挙されて欲しくないところ・・・2014/08/07

壱萬弐仟縁

0
中国による反日デモが各地で起きているが、まず、彼らの足元でも原発がかなりのリスクを持っていることを忘れているのは問題に思える。中国の人民の中からも、環境問題や汚染に対して抗議行動が起きるようになったようなので(45ページ上段)、日本人からしても環境保全のための抗議行動なら納得ができると思える。四川大地震の記憶もあり、原発を巡る環境問題は日本と同様の問題を抱えることは容易に想定できる。インドの人口大国でも同様だ。2020年までに80基以上運行という事実を知れば、益々、国際協力で原発を抑止することが受容だ。2012/09/17

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