出版社内容情報
テレビの記者、日本人初の宇宙飛行士を経て、福島県は阿武隈の大地で有機農業を営むこと一五年。その田畑は福島第一原発から三二キロ…。著者は原発事故以来「難民」となった。郡山郊外への一時避難から群馬県の農家への疎開など、「農のある暮らし」から見た原発危機の克明な記録と考察は、多くのヒントを与えてくれる。
内容説明
さようなら、阿武隈の美しい森よ―。記者、宇宙飛行士として活躍後、福島県内で有機農業を営んできた著者は、原発事故がおきて以来「難民」となった。本書は、郡山郊外のホテルへの一時避難、群馬県の友人農家宅への疎開、モスクワでの健康チェックなど漂流の日々を、怒りの炎に支えられて綴った日記である。「農のある暮らし」から見た原発危機の記録と考察は、私たちが自ら考え、行動を起こす上で多くのヒントを与えてくれる。
目次
第1章 原発事故発生(大地震襲来;郡山の宿へ一時避難 ほか)
第2章 疎開―群馬県鬼石町へ(暮らしの基盤喪失を実感;最初の一時帰宅 ほか)
第3章 人類は核とは共存できない(在所の放射線量は…;卑劣で無責任な「暫定規制値」 ほか)
第4章 “さようなら”阿武隈の美しい森(疎開先で育てた稲は元気;フクシマの子どもたちを何とかしたい ほか)
著者等紹介
秋山豊寛[アキヤマトヨヒロ]
1942年、東京生まれ。宇宙飛行士、農民、ジャーナリスト。2011年11月より、京都造形芸術大学教授。国際基督教大学卒業後、TBSに入社し、ロンドン駐在、ワシントン支局長などを歴任。1990年12月2日から9日間、日本人初の宇宙飛行士として、旧ソ連の宇宙船「ソユーズ」、宇宙ステーション「ミール」に搭乗。1995年にTBSを退社、翌年から福島県滝根町に移住して有機農業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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