岩波ブックレット
さようなら原発

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  • サイズ A5判/ページ数 71p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002708249
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0336

出版社内容情報

真に原発を止めるまで、人びとの大きな連帯を! 大江健三郎・澤地久枝・鎌田慧各氏ら九人が呼びかけた一〇〇〇万人署名運動は大きな共感をよび、東京では「さようなら原発」六万人集会が実現した。そのはちきれんばかりの思いと人間の存在をかけた発言が満載の全記録。政府・電力会社には決して譲らぬ市民の拠点がここにある!

内容説明

真に原発を止めるまで、人びとの大きな連帯を!大江健三郎氏ら9人が呼びかけた1000万人署名運動は大きな共感をよび、東京では「さようなら原発」6万人集会が実現した。そのはちきれんばかりの思いと人間の存在をかけた発言が満載の記録集。

目次

1 「さようなら原発」を呼びかける―6・15発表記者会見から
2 原発とわたし―9・8講演会にて
3 運動としての「さようなら原発」
4 原発のない社会へ―9・19六万人集会とこれから

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

31
澤地久枝氏によると、1人の力は小さいですが、1千万人が原発はいやだと署名したら、いくら頭のよくない政治家であっても、それは無視できません。百万人ではダメだ(7頁)。作家の小田実さんは、1人でもやる、1人でもやめると言っていました(8頁)。落合恵子さんは、福島の女子中学生から、自分の子どもを産んではいけないの? という答えに窮するという(36頁)。鎌田慧さんによると、中曽根氏はもたもたしている学者の頬っぺたを札束で叩いたと豪語したらしい(40頁)。2016/02/02

sasuke

4
大学の先輩Uさんに「安全に制御できる原発は使えばいい」という考えをうかがった。それは違うという具体的な反論はここを読めばいい。 1)被曝労働者を生み続ける原発 宇都宮健児(p.32) 2)電力は余っている:2011年9月間近の東電は5510万kw供給,4080万kw使用で1500万kw余剰。稼働している11基が100万kwずつとして1100万kw出す原発は不要。内橋克人(p.30) 3)平和利用のウソ:1954年中曽根康宏が「ウラン235」をもじって2億3500万円の予算成立。鎌田慧(p.40-41) 2012/01/07

Takako

3
このブックレットが発行されたときから今日まで、この国はちゃんと前に進んでいるのだろうか。そう思ってしまった。改めて、自分に何ができるかを考えて、行動したい2019/03/22

Takao

2
2011年12月7日発行(初版)。3•11の原発事故から半年後の2011年9月19日、明治公園で「さようなら原発5万人集会」が開かれ、6万人の人たちが参加した。私もその中にいた。本書は、6月15日の集会呼びかけの記者会見での発言、9月8日、日本青年館で開かれた講演会での発言、9•11当日の発言などを収録したもの。発行から7年、事故からも間も無く8年を迎える。3•11後、世論は確実に変わったと思う。一方で、再稼働に固執する政府と電力会社。しかし、海外への原発輸出はことごとく破綻。忘れてはならない3・11。2018/12/23

愛希穂

0
日本国民の大多数は原発はもう要らない、と考えていると思います。 でも、そんな国民の思いはあくまで黙殺しようとする政府。 経済が停滞する、企業が海外に出て行ってしまい、日本が空洞化してしまうから原発は必要、などと彼らは言いますが、そんなのはきっと原発をあきらめようとしない第一の理由ではないと思う。 鎌田慧さんは、 「核武装しない国は、脱原発の方向に向かっています。核武装などやらない、念頭…(ブクレコからインポート、全文はコメントに掲載されています)2012/10/13

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