内容説明
温暖化対策のため、CO2削減の切り札として、一躍クリーンにイメージチェンジを遂げた原子力発電。再処理、最終処分、低稼働率、地震災害など、国内に多くの課題を抱える一方、インドやベトナムなど海外への国策的輸出がめざされている。その政策を問う。
目次
1 原子力論争における冷戦時代の終焉
2 停滞する世界の原子力発電
3 難航する日本の原子力発電
4 日本の原子力政策の不条理
5 原子力発電と地球温暖化
著者等紹介
吉岡斉[ヨシオカヒトシ]
九州大学副学長・同大学大学院比較社会文化研究院教授。科学技術史・科学技術政策。1953年生まれ。東京大学理学部卒、同大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学。和歌山大学助教授などを経て現職、内閣府原子力委員会専門委員、経済産業省総合資源エネルギー調査会臨時委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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