出版社内容情報
本書は裏方たちの物語である.ネオン街の流し,学生運動家のOB,テレビ局の技術クルー,選挙参謀,プロ野球の代打.卓抜した腕を持ち,名声を求めず,人生の哀歓を滲ませて街を行く彼らの後姿を共感を込めて描く.(解説=鎌田 慧)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
unterwelt
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5つのノンフィクション短編集で、どの短編も華やかな表舞台に出てこない人たちである。どれも好みだったのですが、個人的には流しの歌手を取り上げた「演歌」、フジテレビの技術クルーを扱った「御巣鷹山」、阪神の川藤幸三を取り上げた「最後のひと振り」が良かったです。2017/03/24
きっき
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阪神タイガースファンなので、川藤幸三を書いた『最後のひと振り』を読むのがメインでした。テレビで見るのとは違う姿が描かれていました。テキトーな人なのかと思っていたので意外でした。2016/01/16
kayoshi
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★★★・・ 2005/11/10