出版社内容情報
人文・社会・自然科学の諸領域および政治の世界に絶大な知的影響を及ぼした哲学者が,自らの思想形成の全貌を明快に語る.上巻は生い立ちから32歳で認識論と科学哲学の名著『探究の論理』を世に問うまでを収録.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
呼戯人
9
カール・ポッパーの自伝の上巻。哲学的出発から、探求の論理を発表し、ナチスの台頭にニュージーランドへ出発するまでを描く。批判的合理主義を確立して、論理実証主義や折から台頭しつつあった現象学などに距離をおきつつ自分の立場を固めてゆくまでを描く。20世紀を代表する科学哲学が若い30代のころに出来上がってきたのがよく分かるように描かれている。2015/11/26
Miyuki Yokoshima
0
評価:★★★★ 理解度30%ってとこか…。2016/02/23
いかちゃん
0
当時の知識人のすごさがわかった。2015/10/02
おなかム
0
上巻は彼のバックグラウンドについて。2013/05/05