出版社内容情報
急がば回れの「精読術」.数をこなせる「速読術」.読まない工夫の「読書術」.原書に挑む「解読術」.新聞・雑誌の「看破術」.自信をつける「読破術」.――書物の裏表を知りつくした著者が読書の極意を明快に指南する.
内容説明
急がば回れ、古典を味わう精読術。新刊を数でこなす速読術。臨機応変、読まずにすます読書術。原書に挑み、原語に触れる解読術。新聞・雑誌の看破術。難解な本をとりこむ読破術。―書物の裏表を知りつくした著者が読書の極意を明快・軽快に指南する。外国での読書術、読書の無限の愉しみを新たに加筆。読書と共にある人生のよろこびを語る。
目次
1 どこで読むか(寝てもさめても;幾山河)
2 どう読むか、その技術(おそく読む「精読術」;はやく読む「速読術」;本を読まない「読書術」;外国語の本を読む「解読術」;新聞・雑誌を読む「看破術」;むずかしい本を読む「読破術」)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
5
良い本。必要な本はやさしく読める。やさしく読めない本は必要ではない。少なくとも今は。2022/12/03
isao_key
3
あとがきの、<本を沢山読むということは、日本語を沢山読むということであり、日本語による表現の多様性、その美しさと魅力を知るということでもあるでしょう。>(p220)には同感した。また自分を発見するために古典を読む(p52)、読まない本を読んだふりをしているうちに、ほんとうに読む機会も増えてくる(p123)などの指摘もおもしろい。さらに、どうすればむずかしい本がわかることができるかの問いに、<自分のわからない本はいっさい読まない>(P175)とも言い切る。時にはこの潔い態度も本を読む上で必要なのだと感じた。2012/06/14
shiaruvy
0
★4.5 併読:「多読術」。 平易な文章で読書の楽しみが説かれた教科書。 スルメ本。2011/09/25
メルセ・ひすい
0
逝去記念に閲覧 想定内 急がばまわれの「精読術」、数をこなせる「速読術」、自信をつける「読破術」など、独創的読書術を指南する。2008/12/07
うさえ
0
精読と速読の使い分けをよく忘れる2008/09/17