出版社内容情報
サルトル,ベン,フォースタなど6人の思想家・作家をとりあげ,彼らが戦中戦後のヨーロッパ社会がつきつけた思想的課題とどう切りむすんだかを論ずる.戦後日本のヨーロッパ思想研究を先導した書.著者追記を加えた.
内容説明
サルトル、ゴットフリート・ベン、グレアム・グリーン、カール・バルト、シモーヌ・ヴェーユ、E・M・フォースタら6人の思想家・作家をとりあげ、彼らが戦中戦後のヨーロッパ社会がつきつけた思想的課題とどう切りむすんだかを論ずる。戦後日本のヨーロッパ思想研究を先導した書。著者追記をくわえ、新版とした。
目次
1 ヨーロッパ思想・新しい現実との対決
2 現代ヨーロッパにおける反動の論理
3 新しい人間という問題
4 サルトルと共産主義
5 ゴットフリート・ベンと現代ドイツの「精神」
6 グレアム・グリーンとカトリシズムの一面
7 カール・バルトとプロテスタンティズムの倫理
8 シモーヌ・ヴェーユと工場労働者の問題
9 E.M.フォースタとヒューマニズム