出版社内容情報
日本の社会・文化・思想の深層に内在する「かくれた形」(アーキタイプス)とは何か.武田清子氏の問題提起に応え,現代日本の代表的知識人が,日本文化の本質をその深層から探る.知的刺激あふれる連続講演会の記録.
内容説明
加藤周一氏は「日本社会・文化の基本的特徴」を分析。木下順二氏は「複式夢幻能」の個別性と普遍性を考察。丸山真男氏は「日本的なもの」を「原型」「古層」「執拗低音」と把えてきた思索の歩みを語る。三氏三様に日本文化の深層に肉迫する、連続講演会の記録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
0
世阿弥、複式夢幻能。ドア、閉まるからはさまれないように、とのアナウンス。① 競争的集団主義② 現世主義③ 現在を尊ぶ。全体をイメージしないで、部屋からつくりはじめる建築。宝生新・・・漱石の師匠、ワキの名人。複式夢幻能。2006/07/12
ゆう
0
自分の国の文化をもっと学んでみたいと思い。古本屋さんで購入。内容がとても難しかったけれど、なんとか半分くらいは理解できた。やはり、昔の偉人の思考や言葉選びはとても賢く勉強になった。次回はもう少し難易度を下げた書籍か、日本史について知識をつけてから再読してみようと思う。2020/04/23