同時代ライブラリー<br> 言語からみた民族と国家

同時代ライブラリー
言語からみた民族と国家

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  • サイズ 新書判/ページ数 321p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784002600819
  • NDC分類 801.03
  • Cコード C0387

出版社内容情報

〈民族〉は社会主義の根底を揺るがす.国家語とそれがはらむ差別のイデオロギーを問い,柳田国男,カウツキー,スターリンらの思考を分析しつつ,民族と国家という難問に言語の面から挑んだ名著に新稿を加え新たに編集した.

内容説明

〈民族問題〉は社会主義の根底を揺るがしている。国家語とそれがはらむ差別のイデオロギーを問い、柳田国男、カウツキー、スターリンらの思考を分析しつつ、民族と国家という難問に言語の面から挑んだ名著に、ペレストロイカ進行下に、ソ連の民族理論を再検討する意欲的論稿「ソビエト・エトノス科学の挑戦と挫折」を加えた新編集決定版。

目次

序 ダンテにおける「高貴な俗語」
1 エリートの国語
2 柳田国男と言語学
3 カール・カウツキーと国家語
4 ソ連邦における民族理論の展開―脱スターリン体制下の国家と言語
5 国家語イデオロギーと言語の規範
6 ソビエト・エトノス科学の挑戦と挫折
7 固有名詞の復権

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

6
ヨーゼフ・ロートが東部戦線から帰還して間もなくオーストリア・ハンガリー帝国が13の民族国家に解体した。民族ってなんだろう?というのが取っ掛り。ソビエトは1991年解体した。これも民族問題が絡んでいた。種々の言語、文化と帰属意識を共にする人間を広大な大地に社会主義の旗で統合し失敗したのがソビエトであり、最後まで問題になったのが民族問題であったことは頷ける。労働者階級に包括されるドグマに支配された革命だったという事なのだろう。高齢のロシア語翻訳者が言っていた。2021/05/02

活字の旅遊人

2
実に納得した。

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