出版社内容情報
遁世の歌人西行,和歌に執着しつづけた藤原定家,配流の地での郷愁を詠んだ後鳥羽院,そして慈円,良経,家隆.「新古今集」を代表する歌人から,京極派の伏見院,為兼,永福門院まで,鎌倉期和歌史の流れをたどる10編.
内容説明
桜と月をこよなく愛した遁世歌人西行、現実に失望し歌道に精進した藤原定家、配流の地隠岐で都への郷愁を詠み続けた後鳥羽院、そして慈円、良経、家隆―。揺れ動く時代を生き、人間的魅力に満ちあふれた新古今歌人たちから、独特の歌風を展開させた京極派の伏見院・為兼・永福門院まで、鎌倉期和歌史の流れをたどる十編。
目次
山家心中集
南海漁父北山樵客百番歌合
定家卿百番自歌合
家隆卿百番自歌合
遠島御百首
明恵上人歌集
文応三百首
中院詠草
金玉歌合
永福門院百番御自歌合