出版社内容情報
転換期の民衆は,如何なる意識と行動様式を以て時代に対峙したか.幕末の「世直し」から,新政反対一揆,さらに自由民権期に展開する学習会・運動会など多彩な運動の形態と激化諸事件の経過を,多様な史料により再構成.
内容説明
転換期の民衆は、いかなる意識と行動様式をもって時代に対峙したのか。「世直し」一揆から自由民権運動まで、その諸相を騒擾の一件史料、風聞、新聞報道、絵草紙、密偵報告書など多彩な史料により再現。
目次
1 世直し(世直しの打ちこわし;世直しの村方騒動;世直しの待望)
2 新政反対の意識と行動(新政反対一揆と諸相;絵草紙にみる新政反対行動)
3 自由民権期の諸運動(学習会;演説会;懇親会と運動会;民権のフォークロア;権利の社会化;自由党決死派)
4 激化諸事件(秋田事件;福島事件;高田事件;群馬事件;三洲社と愛国交親社;加波山事件;武相困民党;丸山教;大阪事件;神代復古誓願運動)