日本近代思想大系 〈16〉 文体 加藤周一

日本近代思想大系 〈16〉 文体 加藤周一

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  • サイズ A5判/ページ数 481p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784002300160
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C3390

出版社内容情報

伝統との葛藤の中で,文体はなぜ変らざるを得なかったか.洋学と漢学,散文と韻文,話術と朗読,作文法と辞書についての諸論を中心に,各種メディアの叙述,新旧ジャンルの文体の対比を通じて「文体の思想」を検証する.

内容説明

文体に探る時代の思想。同一事件をめぐる各種メディアの叙述、広告・問答・法律等の諸ジャンル、名家の名文はもとより演説・朗読にいたるまで広く収録。伝統の継続と展開・変容を以て新時代に対応した“文体の思想”を検証する。

目次

広義の文体論(訳洋書議・斎藤竹堂;漢学不可廃論・中村敬字;我邦に於る漢学の現在及び将来・森田思幹;福沢全集緒言・福沢諭吉;文論・文章論・福地桜痴;言文論・森鴎外;文章新論・坪内逍遙;演説法〈抄〉・城山静一;話述新論・土子笑面;読法を興さんとする趣意・坪内逍遙;逍遙子の朗読説・森鴎外;日本韻文論〈抄〉・山田美妙;記事論説文体軌範〈抄〉・福井淳;ことばのうみのおくがき・大槻文彦):メディアによる文体の諸態―高橋お伝伝説を中心に
ジャンルによる文体の諸態(法律;報告;演説;問答;建白;教科書;翻訳;広告;狂文;日記;韻文)
変容する文体
解説 明治初期の文体