出版社内容情報
「大日本帝国憲法」発布から100年,近代日本の歩みを規定した,この根本法典が制定されるまでの多様な構想を追う.幕末の憲法構想,自由民権期の私擬憲法から帝国憲法発布前後の議論まで,主要な動向を網羅し解説する.
内容説明
植木枝盛「日本国国憲案」や「五日市憲法草案」など民間の私擬憲法から、岩倉具視・伊藤博文ら政府要人の憲法論まで基本文献を類聚し、さらに女権論など民権論の諸相に及ぶ。「鄰草」初稿本は初めての翻刻。
目次
1 幕末維新期の立憲制論
2 国会開設建白書
3 自由民権派の主要憲法構想
4 政府官僚の憲法構想
5 外国人の憲法構想
6 民絹論の諸相
7 明治憲法制定前後の憲法論
付録 大日本帝国憲法