キャッスル―古城の秘められた歴史をさぐる

キャッスル―古城の秘められた歴史をさぐる

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  • サイズ A4判/ページ数 95p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784001105247
  • NDC分類 526.2

出版社内容情報

神秘的な中世ヨーロッパの古城もかっては重要な防禦と攻撃の拠点であった。その城づくりを克明に描く。

内容説明

中世の城づくりと城下町の建設を計画の段階から克明に描き、やがて完成した城が大軍を迎え撃つ場面では、実戦の迫力を再現させる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

84
12~13世紀の架空の街を舞台に、城を築き上げる壮大なプロセスを描いた絵本。古城には荘厳さとロマンを感じるけど、軍事工学の結晶として血塗られた歴史がある事を再認識しました。イングランドのエドワード王がウェールズ征服の拠点として城と城下町を建設し、戦火を経て国を統合するまでを実に緻密に描いています。技術者の採用から資金調達、税金の優遇などで城下町に住む人々を集めたり、戦争の備えをしたりと様々な課題をこなしながら城は造られていきます。しかし城壁は、人々にはやがて障害物に成り下がるのでした。1980年3月初版。2015/01/18

ちはや@灯れ松明の火

38
その城は何故そこに在るのだろう。海に臨む高台の上、無数の石を積み重ねて。単に住まうだけでなく、徒に権威を誇るためでもなく、その地を守るために。イングランドとウェールズの確執、支配のための戦略的拠点、根深い戦いの痕跡を指し示す。その城はどのように築かれたのだろう。城壁、塔、城門、幾年もの歳月を費やし、様々な職人たちによる工夫を凝らした構造。その地を征服するために。ひとつの巨大な石塊から刻み出されたような強固な城郭は、何故廃墟と化したのだろう。あの日響いた歓声も、あの日轟いた怒号も、今は過ぎ去りし昔のこと。2016/05/26

21
城の建築から廃れるまで。よく見る西洋風のお城には、建てられた場所から建築手順、防衛の工夫など様々なことが考えて造られていた。絵本風でありながらむしろ絵を用いて詳細な説明を可能にした城に関する書物といった体。城に対する見方が変わる。2016/01/07

花林糖

16
(図書館本)13世紀エドワード王がウェールズを征服する為に、城を建築する計画から廃墟となるまでを描いている。英国のこの時代は大好きなので嬉しい一冊です。訳者のあとがきも興味深い。(購入)2015/11/26

珂音

11
How to build 中世の城。立地、設計、職人の手配等、お城が完成するまでのレポート。子供向けではないような。2012/05/15

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