フロイト全集〈17〉1919‐1922年―不気味なもの、快原理の彼岸、集団心理学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000926775
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3311

出版社内容情報

「死の欲動」の概念を導入した『快原理の彼岸』ほか、第一次大戦直後の考えを反映し、後期思想への画期となる二十二篇を収録。

内容説明

世界大戦という未曾有の「悪夢」は、リビード理論の体系を構築しつつあったフロイトをして「死の欲動」の概念を導入せしめ、思想の飛躍的発展を迫る。虚無が混沌を生み落としてゆくヨーロッパの中心で、生と死が闘争する戦場としての心が描かれ始める―。

目次

不気味なもの
快原理の彼岸
集団心理学と自我分析
論稿(一九一九‐二二年)(意識の機能に関するE.T.A.ホフマンの見解;戦争神経症者の電気治療についての所見;夢学説への補遺;女性同性愛の一事例の心的成因について;分析技法の前史にむけて;アントン・フォン・フロイント博士追悼;ある四歳児の連想;J.J.パットナム著『精神分析論集』への序言;クラパレード宛書簡抜粋;精神分析とテレパシー ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

PukaPuka

3
ラカンの対象関係を読みたいので、快原理の彼岸を読むためにこちらへ。心理学草案と同じ理由で読みにくい。フロイトには、今現在の脳科学の知見をもとに書いてほしい、と無理ながら思う。2019/04/21

ルンブマ

2
「heimlich」(馴染みの、内密の)という単語には、「馴染みのないもの」という意味と「馴染みのあるもの」という意味の、二つの両義的な意味を持っている。では、どうしてunheimlichには接頭辞の「un」がつき、不気味な(un - heimlich)ものとなるのか。それは馴染みのものの「抑圧」に依るとフロイトは述べている。2020/11/11

ウェイクルビー

0
「集団心理学と自我分析」(1921年)を所収2020/03/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/406038
  • ご注意事項