エンデ全集〈10〉夢のボロ市・ハーメルンの死の舞踏

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000920506
  • NDC分類 948
  • Cコード C0397

出版社内容情報

ミヒャエル・エンデ氏は1995年に亡くなりましたが,以後,氏の作品はそれまでにも増して多くの読者に迎えられています.エンデ氏が危惧していた様々なこと-消費の欲望にかられること,自然を破壊すること等-は,今日,ますます深刻の度を深めています.偉大な作家としての側面はもちろんのこと,現代文明への鋭い批判の目を決して失うことのなかった稀有な思想家としての姿を,あますことなく描きだした全集.この度,読者からのご要望にお応えして再刊します.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ra

2
うれしい楽譜つきで別の方向からも世界観を堪能。本当に多才だな。2019/06/08

iwri

2
3回目。ハーメルンと死の舞踏は、かなり経済的主題が表に出ているイメージがあったが、改めて読みなおしてみると、エンデらしいやり方でメルヒェン的に翻案されていると感じた。ストーリーとしては、意外とゴッゴローリ伝説に通じるものがあると思う。夢のボロ市は、エンデは言葉遊びを含めて言葉の音を大切にするので、やはり翻訳だと十分に作品を味わえないという感じがあるが、明るいもの、愉快なもの、メランコリックなものなどなど、ファンタジーに満ちた、表題でもある夢のボロ市という趣である。2011/10/21

pika

0
いろいろ考えさせられる2013/11/17

みやか

0
0時07分読了。真面目な文章を書きたかったり、おちゃらけた文章を書きたかったり、意味不明なことを書きたかったり、強度に現実離れしたことを書きたかったり、いろんな衝動がある。けれども作風は固定していなければならないというおもいこみがあって、それらのどれをも発露しあぐねたままだった。『夢のボロ市』はエンデ氏の多彩な側面がたくさん並べられていて、いろんな文体を欲求したまま分裂していたなにかの統合をうながしてくれるようだった。2011/05/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/401191
  • ご注意事項