出版社内容情報
1960年代に理論経済学の最先端に立っていた著者は,やがて現代文明を根源的に問い直しつつ,経済学のあり方について根本的再検討を開始する.この20年間の苦闘が経済学の新しいパラダイムをひらく.
内容説明
世界資本主義の「不均衡の時代」を解明する。
目次
第1部 近代経済学の転換(不均衡の時代;ケインズ経済学の生成;『一般理論』と不均衡動学;戦後経済学の潮流;ヴェトナム戦争と経済学;合理的期待形成の仮説;ジョーン・ロビンソンとその思想)
第2部 試練に立つ経済学(学問の自由と経済学の危機;低開発国援助と近代経済学の考え方)