漱石全集〈第8巻〉行人

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  • サイズ B6判/ページ数 573p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000918084
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

出版社内容情報

近代日本人の精神的支柱でありつづけた漱石の文業は,今も強く私たちにはたらきかけてくる力を持っています.先の見えない閉塞感にとらわれがちな今,漱石から学ぶべきものは決して少なくありません.1993年に刊行を開始した新しい『漱石全集』をより充実させ,ここに再刊します.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風に吹かれて

17
漱石的世界では「雨」が出来事の予兆であることが多い。兄一郎と母が泊っている和歌の浦に戻れなくなり二郎が嫂と二人で一晩を過ごすことになるのは大雨のためである。「漱石の雨」がこれほど積極的に使われることは初めてのような気がする。その大雨は一郎の心に暴風雨をもたらしていたに違いない。➡2021/04/23

悠々人

2
読み終わった後、フゥ~とため息が 出ました。 なんだろうね、このため息! 漱石は、一郎を通して明治時代の知識人 の苦悩を描こうとしたのかな。 死ぬか、気が違うか、宗教にはいるか それにしても、一郎、二郎そして嫂を 含めたこの家族のコミュニケーションの 無さには驚かされます。 まあ、漱石が描く主人公はほとんど コミュニケーションが下手ですけれど。 2018/10/10

Shoichi Nemoto

0
50年ぐらい前に読んだが、全然覚えていなかった。兄、生きてるのが辛いだろうな。2023/05/01

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