出版社内容情報
『経済学の生誕』以降,画期的論文「市民社会の経済学的措定」に至るまでの学史,思想史研究の秀作を集め,社会科学書への書評を含めて編んだ新篇.歴史的・類型比較的考察のうちに,社会認識の構造が鮮やかに浮かぶ.
内容説明
本巻は、『経済学の生誕』以降「発端・市民社会の経済学的措定」にいたるまでの経済学史・思想史研究にかかわる論稿、鼎談と書評収録した。
目次
市民社会の経済学的措定をめざして(『経済学の生誕』増補版あとがき;スミスとマルクス―歴史認識の問題;タッカーとスミス―小林昇氏の近業『重商主義解体期の研究』によせて;『古典経済学研究』上巻編者あとがき ほか)
短評(水田洋『近代人の形成―近代社会観成立史』;H・W・スピーゲル編『経済思想発展史』;水田洋『アダム・スミス研究入門』;久保田明光『ケネー研究』 ほか)