内容説明
本巻には明治31年(1898)8月から10月まで『時事新報』に連載された「智恵袋」以下36年までに発表された評論・随筆の類をほぼ年代順に収めた。
目次
智恵袋
雲中独語
我をして九州の富人たらしめば
キップリング
トルストイ
鴎外漁史とは誰ぞ
原田直次郎
心頭語
読書諸君に告げ奉る辞
カルヅツチイ
潦休録
パウンゼン氏倫理説の梗概
小包郵便物に就て
倫理学説の岐路
小倉安国寺の記
人主策
続心頭語
和気清麻呂と足立山と
マアテルリンクの脚本
芸文題辞
卒堵婆小町合評
俳優学校の必要を論ず
金色夜叉上中下篇合評
心中万年艸合評
新社会合評
明治座の「オセロ」
慧語
マクシイム・ゴルキイ
金金先生栄華夢大悲千録本合評
人種哲学梗〓
黄禍論梗概〔ほか〕