出版社内容情報
近松の諸作品は,当時の民衆の喝采を博したのみならず,そのテーマの普遍性と華麗にして多彩なる語りのことばによって,現代にも燦然たる光芒を放っている.本全集は近松の全作品を収録した最良のテキストである. 〈第2次刊行〉
内容説明
本全集は、浄瑠璃編・歌舞伎編・資料編の3部からなり、本巻は浄瑠璃編である。浄瑠璃編においては、近松作と認定される浄瑠璃本のうち、正統と目される正本出版書肆山本の版行になる八行本又は七行本を原則として選び、可能な限り初版に近く保存状態の良好なものを底本に採用した。右に基づく翻刻と図版とを併載することにより、広汎な分野における利用に供しようとするものである。
目次
本朝用文章
最明寺殿百人上〓
日本西王母
曽我五人兄弟
団扇曽我
百日曽我
天鼓