出版社内容情報
自由・民権を標榜して,タテマエと現実の隔たりを見据えた兆民の言説と思想は,近代日本の草創期にひときわ光芒を放つ.今日にも通底する問題を提起するその全貌は,1983-86年に刊行された本全集によって初めて明らかにされ,兆民研究の進展や関心の高まりを促した.以来20年にならんとして,2001年は兆民没後100年にあたる.今回の再刊に際して,新資料・新知見を加えて一層の充実を期した.
内容説明
本書には、中江兆民の書簡、題辞・揮毫類および関係者書簡を収録している。
目次
中江柳・虎馬宛
千谷・高橋宛
『新聞雑誌』編集室宛
川口羽高宛
福田乾一宛
元老院宛
西園寺公望宛
小島竜太郎宛
馬場辰猪宛
児嶋稔(大島更造)宛〔ほか〕